こんにちは。社会保険労務士の山下です。
皆さんはChatGPT、活用されていますか？
本日は動物病院さんの人事関連でChatGPTを活用するなら？ を考えてみたいと思います。
まず、仕事で活用する上で、以下の３点は大前提。
１．完璧なものを求めない。ChatGPTで「〇〇ぽいもの」を作って、あとは自分で仕上げていく
２．質問の仕方・要求＝プロンプトが命
３．情報漏洩に注意
１．完璧なものを求めない。ChatGPTで「〇〇ぽいもの」を作って、あとは自分で仕上げていく
ChatGPTは文章の意味を理解しているわけではなく、大量のテキストデータから情報を収集し確率で文章を生成しています。”大量のテキストデータ”の中には誤った情報や、根拠の乏しいものなども含まれ、誤ったアウトプットをしてしまう可能性が指摘されています（ハルネーション）。また、現時点で2022年までの情報しか持っていませんので、「現在の総理大臣は誰ですか？」といった、”正しい答え”を知るために使うことは適していません。
「この文章を要約して」「〇〇の案を出して」など、要約やアウトプットにこそ真価を発揮するツールです。完璧さは求めず、あくまでザックリとした案をChatGPTに作ってもらった上で、それを鵜呑みにせずに信憑性を吟味しつつ最後は自分で仕上げていく、といった姿勢が大切です。
２．質問の仕方・要求＝プロンプトが命
要求が曖昧だと、求めるものは得られないかもしれません。たとえば「労務管理について教えて」というような曖昧なものだと、求める答えに行きつくのにかなり時間を要するでしょう。
ChatGPTに質問するときには「立場」「前提条件」を入れてあげると、求めている回答にぐっと近づきやすくなると思います。
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例）【立場】 私は動物病院の院長です。 【前提条件】 創業10年、従業員が10名います。 労務管理について気を付けるべき点をあげてください。 |
３．情報漏洩に注意
ChatGPTに入力した文章は学習データとして一定期間保管されるため、顧客情報や個人情報などは絶対に入力しないよう注意が必要です。
以上、3点の大前提を踏まえたうえで、動物病院さんで活用するとしたら？こんな活用方法はいかがでしょうか。
１．ざっくりとした研修計画案を作成してもらう
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プロンプト例） 【立場】あなたは動物病院の育成・研修担当です。動物看護師のための育成・研修プログラムを作成してください。 【前提条件】新卒学卒用、経験5年程度の方用に、二種類お願いします。育成期間は1年間とします。 |
２．コーチングをしてもらう
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プロンプト例） 【立場】あなたは私のコーチです。 【前提条件】私は動物病院の経営者です。 会社の成長軸を見つけるために会話をしながらコーチングしてください。 |
実際のコーチをつけるのはなかなかハードルが高いけれど、自分の考えを整理したい、壁打ちしてみたい、というとき、ChatGPTをコーチに見立てて会話してみるのはいかがでしょう。最初はこれくらいざっくりとしても、ChatGPTが「～について少しお聞かせください」など質問をしてくれます。
３．番外編：ChatGPTにChatGPTの活用ヒントをもらう
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プロンプト例） 私は動物病院の経営者です。動物病院でChatGPTを活用するとしたら、どんなことが考えられますか？ |
いかがでしょうか。
※回答例については、著作権の都合上、こちらに掲載することは控えます。
実際にどんな回答が得られるかは、ぜひChatGPTを試してみてください！一日の質問数が限られるなど制限はありますが、まずは無料版でも十分だと思います。
こちらの書籍も大変参考になりました。
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