職員の大場です。
GWが終わり、今週は少し不安定な天気が続きましたね。
まだエンジンが掛からない方もいらっしゃるかと思いますが、
このGWに使用した方も多いでしょう、有給休暇について、最近の動向をお話しいたします。
毎年秋頃に厚生労働省「就労条件総合調査」にて、動向が発表されます。
最新の令和5年度(令和4年の1年間)の調査によると、
労働者一人当たりの有給付与日数(繰り越し日数を除く)の平均は17.6日(令和4年度17.6日)、
このうち労働者が取得した日数は 10.9 日(同 10.3日)、
取得率は 62.1%(同 58.3%)で、統計史上初めて60%を超え、過去最高の取得率となりました。
(以下、令和5年就労条件総合調査より)https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/jikan/syurou/23/index.html
働き方改革の一環として、平成31年4月に労働基準法の改正があり、労働者に年5日の有給を取得させることが使用者の義務となりました。
そこから取得率が急上昇しているのが見て取れます。
ただ、業種によってかなり差があることも見受けられます。
取得率を産業別にみると、「複合サービス事業」が 74.8%と最も高く、
次いで「電気・ガス・熱供給・水道業」が73.7%、「製造業」が65.8%、
※「複合サービス事業」とは、郵便局や協同組合等の事業です。
対して「宿泊業,飲食サービス業」が 49.1%と最も低くなっています。
うんうん、納得…といった結果ではないでしょうか。
このGWでも、沢山の方が旅行をしたり、美味しいものを食べたり、そういった様子が見られましたよね。
また、令和7年までに有給休暇の取得率を70%とすることが、政府の目標に掲げられています。
全体で60%に到達したばかりですから、まだ目標には遠いですよね…。
私は新卒で入社した書店で、総務労務担当をしておりましたが、そのときの上司に
「有給は【消化するもの】でなくて、【使用するもの】なのよ。有給は労働者の権利であって、主体的に取らないと。労務担当のあなたがそこを間違えて、お店で働く人たちに伝えないようにね。」
と言われたことをよく覚えています。
労働者の主体的な有給休暇取得を促してリフレッシュしていただき、さらなる生産性上昇を目指していきたいですね。
そのために、計画的付与の導入や環境整備などの取り組みを進めていきましょう!
以下は余談です!
今回初めてブログを書かせていただきました。
私は甘いものを食べること(とそれを少しでも帳消しするための筋トレ…)が趣味なので、これから紹介させていただきたいと思います。
最近食べて美味しかったものは、先日帰省した際に購入した、札幌のお菓子屋さん「千秋庵(せんしゅうあん)」の生ノースマンです。
あんこのパイの中に生クリームが入っています😊札幌市内ではいつも売り切れているようですが、新千歳空港に沢山売っていました~!
千秋庵さんは山親爺(やまおやじ)というお菓子もおすすめです。いかつい名前ですが、最近パッケージがリニューアルしてかわいいです🐻
社会保険労務士法人ぶれすは、経験豊富な社労士が「働きやすい会社づくり」を全力でお手伝いいたします。