特定社会保険労務士の加藤です。
『オッペンハイマー』https://eiga.com/movie/99887/ 観てきました。
ノーラン作品なので、去年の7月に同時公開かと思っていたのですが、配給元(IMAXだから普通東宝東和?)が原爆関係で二の足踏んだのか、延びまくりでやっとでした。原爆開発の話(マンハッタン計画)もそうですが、並行して語られるストローズとの確執がテーマの作品です。元々オッペンハイマーは共産主義者との関係があり、赤狩りにかこつけてストローズが策略を巡らし失脚させたのは知っていましたが、これ一回観ただけで理解するのは難しい。いつものようにノーラン、時系列いじるので…
ただ女優陣、エミリー・ブラントとフローレンス・ピューの演技は凄かったです。間を開けてもう一度行こうと思います。
さて私事ですが、娘がこの4月から就職して一人暮らしをはじめました。正直、ホッとしたというか、肩の荷が下りたというか、力が抜けました。一方YouTubeで「Z世代、入社初日で退職代行を使い飛びまくる」とか流れてきて、勘弁してくれないかなという感じです。
そもそも退職代行とはなんでしょう?
ハッキリ言ってしまえば、自分で会社を辞める意思を伝えられない方へのサービスです。会社にとっては、簡単に辞められても困りますので、引き留めにかかります。また、実際に退職することができても、引き継ぎなどで人間関係が発生します。それをすべてぶった切って完全に関係を絶つことができます。それに、代理行為は原則弁護士しか出来ないので、バックに弁護士がついているもの強いです。
さすがに新卒採用初日からというのは極端でしょうが、「退職代行先からいきなり連絡が来たんだけど」という問い合わせは結構頻繁にあります。
改めてメリット・デメリットを考えると、
メリット 心理的なもの(会社に自ら意思を伝えなくて
良い、引き継ぎなどしなくて済む)
慰留(罵倒)されなくて済む
即日退職可能
デメリット 費用がかかる
会社との関係が悪くなる
弁護士が入っていることで、法的な問題はだいたい回避できそうなので、嫌な思いしなくて済むので良いかもしれません💦
会社としては、退職代行から社員の退職の申し出があった場合は、腹を立てて対抗することを考えずに、こちらも事務的に淡々と進めるのが良策だと考えます。そういうものだと割り切って先に進みましょう。
社会保険労務士法人ぶれすは、経験豊富な社労士が「働きやすい会社づくり」を全力でお手伝いいたします。