こんにちは。特定社会保険労務士の延島です。
4月も後半に入りました。
入退社の多い時期は社労士事務所の繁忙期です。
少しでも早く保険証や離職票をお届けできるように、職員一同頑張ってます!
さて、動物病院で多いご相談についてお話したいと思います。
弊所では従業員面談というサービスがあり、従業員さんの要望や今後のキャリアなどをお聞きして、事業主の方はお伝えするものです。
従業員さんが普段言いにくいことを率直にお話いただけるため、労使関係や雇用環境の改善に役立てることができます。
この面談を通じて、これまで最も多かったのが、休憩時間についてのご相談です。
動物病院では、午前と午後の診療時間に休診時間が3~4時間程度あります。
休診時間中は、手術や入院対応がありますので、実際の休憩時間とはもちろん異なります。
たいては、休診時間中に1時間~1.5時間の休憩をとっていると思います。
休憩は、労働基準法第34条で次のように決まっています。
・労働時間が6時間を超え、8時間以下の場合 ・・・ 少なくとも45分
・8時間を超える場合 ・・・ 少なくとも1時間
また、休憩時間は、労働者が権利として労働から離れることが保障されていなければなりません。
・・・ご相談内容が何となく推察できた方もいると思います。
多い相談内容としては、休憩時間が確保できない、休憩中にも関わらず電話や飼い主さん対応があり、休めていないといったことです。
休憩中も受付に座っていないといけない、電話当番がある、買い物に行ったり外出できないetc…
何となく、動物病院ではこんなもの~としていないでしょうか。
動物病院で働く従業員の方は、日々、生命に関わる仕事をしています。
休憩時間、休息時間をしっかりとっておかないと、仕事への集中力や注意力が低下する要因になり、大事故につながることがあります。
少しずつ不満になって離職に繋がったり未払残業のリスクもあります。
動物病院では当たり前と思わずに、電話当番が必要な場合は交代で休憩をとる、できれば処置室などとは別に休憩室を確保する、忙しくて休憩が取れなかった場合は労働時間としてカウントする、、、、など、休憩をしっかりとれるよう対策を講じて、集中して働ける環境づくりに努めましょう。
社会保険労務士法人ぶれすは、経験豊富な社労士が「働きやすい会社づくり」を全力でお手伝いいたします。
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